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自動車整備士試験に合格するための勉強法
自動車整備士の国家試験には、学科試験と実技試験があります。それぞれの試験を突破するためにはどのような勉強が必要なのでしょうか。ここでは、自動車整備士試験に合格するための勉強法について見てみましょう。
学科試験の勉強方法
自動車整備士の学科試験ではまず、高校1年生程度の基礎学力・基礎知識が必要です。その上で、自動車に関する専門知識を問う出題がされます。
この自動車の専門知識に関する試験を攻略するには、いかに苦手教科を克服するかが最大のポイントとなります。特に学校などに通わず独学の場合には、苦手な教科について重点的に反復学習を重ねることが必要です。そして学習できたことを確認するために、過去問題にも繰り返し取り組みましょう。過去問題は数年間分の正答率を最低でも70%以上、できれば90%に以上に上げていきましょう。
また、1級自動車整備士の場合、筆記に加え口述試験も必要となります。これは試験官との対話形式で、自動車の不具合に関する質問とその受け答えを見るというものです。
自動車整備士の専門学校では専門知識についてきめ細かく、徹底的に学ぶことができます。苦手教科克服のための指導に力を入れている学校であれば、基本からじっくりと教わることで理解を深めていき、苦手を得意科目に変えていくことも可能です。
独学の場合と違って、専門学校の場合はわからないことはすぐに聞いて確認できるのが良いところです。派生する知識も教わることで理解度を増していくことができます。また、過去問題だけでなく、予想問題にも取り組むことができます。先生は学科試験に合格するためのノウハウを持っている専門家とも言えます。こうした利点を大いに活用して勉強に励みましょう。
実技試験の勉強方法
実技試験の科目は、(1)簡単な基本工作、(2)分解、組立て、簡単な点検及び調整、(3)簡単な修理、(4)簡単な整備用の試験機、計量器及び工具の取扱い、の4つがあります。これは1級、2級、3級、特殊とも変わりません。
たとえば、平成29年度の2級自動車整備士技能検定実技試験では、前輪のディスク・ホイールの測定をしたり、エンジンのカムシャフトの測定、タペット測定、ブレーキ倍力装置の点検などが出題されました。
しかし、実際にどんな問題が出題されるかは試験に臨んでみなければ分かりません。したがって実技試験のための勉強はその実務の中で行っていくことになります。実技試験を受けるときのことを考えながら、試験を受けているつもりで整備作業を行うことでシミュレーションができるでしょう。
条件によって試験が免除になる場合もある
自動車整備系の専門学校、認定大学等の課程を卒業すれば、修了課程に対する実技試験は免除(修了後2年間)されるのです。確実に実技試験を突破したい場合は自動車整備士の専門学校に入学して通うのがおすすめです。なお、その場合でも学科試験は実施されます。
自動車整備士試験にチャレンジするときは上記を参考に勉強をしましょう。自動車整備学校に入る方法を選ぶときは、学科試験対策をどのように行っているかを事前によくチェックすることも大切です。