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カーディーラーでも女性は活躍できる?
カーディーラーというと男性の職場というイメージがある人もいるのではないでしょうか。しかし、近年は女性スタッフに対するニーズが高まり、状況が変わってきています。カーディーラーで活躍する女性はどのような仕事に就いているのか、その仕事内容などをご紹介しましょう。
近年ではカーディーラー業界で女性が多いって本当?
カーディーラーに男性の社員が多いのは確かです。しかし、昨今では女性社員も増えており、さまざまな職種に就いて活躍しています。
その背景には女性の社会進出が進んで、どんな職種でも女性に門戸が開かれているということもあります。また近年、女性ドライバーの割合が増えていることも大いに関係があるでしょう。女性目線からの店舗作りや営業を行うことで、女性ユーザーの心を掴んでいくことは、カーディーラーにとって大きな意味を持っています。家族をターゲットとしたマーケティングにおいても、主婦など女性の存在は無視できないでしょう。
特に女性向けの自動車を販売しているカーディーラーでは、女性を積極的に採用するケースもあるはずです。
カーディーラーで女性が活躍できる職種
では具体的にどのような職種で女性が起用されているのでしょうか。基本的にどのような部署でも働くチャンスはありますが、たとえば次のような職種で女性が活躍しています。
フロント
自動車の購入や点検整備などで来店されたお客様の対応をする仕事です。来店の目的や用件についてヒアリングし、営業やメカニックへ伝えるというパイプ役を担います。
単に用件を伝達するだけではなく、お客様に対しては故障箇所の把握、修理内容の提案、見積もりの提示、引取・納車の段取り、アフターフォローなどを行い、メカニックなどに対しては故障箇所と作業内容に関する指示、日程調整などを行う必要があります。コミュニケーションスキル、スケジューリング能力が求められます。
メカニック、エンジニア
整備部門でも女性の進出は目立っています。ディーラーのメカニックやエンジニアは、オイル交換、車検・定期点検、納車前点検、故障や事故に伴う修理・整備などを手がけます。国家資格である自動車整備士、特に2級整備士以上を取得していると優遇されます。ディーラーの整備士は車を整備するだけでなく、車の状況や要望に関するヒアリング、整備・修理内容についての説明などを行う場合もあります。
営業職
カーディーラーにおいて花形ともいえる、店舗内外での自動車の販売をメインとする仕事です。外回り型営業と来店型営業の2パターンに分かれ、外回り型営業はお客様宅を訪問して営業を行い、来店型営業は来店されたお客様の対応をします。近年では来年型がメインとなっています。すでに自動車を購入しているお客様に対し、メンテンナンスや買い替えの要望を引き出す営業活動も重要な仕事です。
事務職
顧客管理のためのデータ入力や電話応対などを担当します。ディーラーによって仕事内容は異なり、受付事務としてフロント業務と兼任してショールームへいらっしゃるお客様への対応も行う場合や、営業のサポートとして自賠責保険などの専門的な書類の作成を任される場合もあります。デスクワーク以外にも、お客様に対する集金業務、請求書や車検証、年末にはカレンダーを届けるといった仕事を任されることもあります。
カーディーラーで女性が働くために心がけると良いこと
女性がカーディーラーで働く場合、基本的に女性ならではの視点に基づいたセンス、コミュニケーションの仕方、気配りといったものが求められます。女性のお客様が接しやすい、話しやすいという点も女性を起用するメリットなので、そのことも意識しておくべきでしょう。
フロントや営業職ではショールームのディスプレイを女性のお客様をターゲットとしたものにする、メカニックでは作業場の掃除や整理整頓など作業環境を良化するといった面での貢献も期待されます。また女性がいれば職場が明るくなり、活気が生まれるのも見逃せないポイントです。そうした点も意識しておくべきでしょう。近年では、リーダーシップを活かし、コントロールマンや工場長などを任されてスキルアップしていくケースも多々あります。
カーディーラーには多くの女性が働くようになっており、職種もバリエーションに富んでいます。特に自動車が好きな女性にとっては魅力的な職場でしょう。就職先として候補に入れてみてはいかがでしょうか。