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自動車整備士になるための専門学校の選び方
これから専門学校に進学しようという人にとって、どうやって学校を選ぶかというのは最も悩ましい問題でしょう。とくに自動車整備士になるための専門学校を選ぶ場合には、どのようなことを基準に学校選びをすれば良いのでしょうか。チェックすべきポイントごとに、専門学校の選び方について解説します。
専門学校の環境
専門学校を選ぶときは「なにを、どのように学べるのか」をチェックしましょう。自動車整備士の学校の場合、どのような資格取得を目指せる学科、コースなのかを確認することは必須です。加えて、カリキュラムや授業の内容、どんな技術、知識が学べるかを把握します。
その上で、どのような教育環境が整っているかも調べましょう。教育方針や基本理念を見れば、どんな人材を育てようとしているか、どんな分野に力を入れているかがわかります。また、自分で考えて行動できる整備士を目指す1級整備士も重要視されています。
学校のホームページやパンフレットでこれらについて知ることも大切ですが、ある程度、候補を絞ったら学校見学や体験入学に参加してみましょう。校内を実際に見ることで、自分にあった雰囲気かどうかを確かめることができます。その上で、学びたいことが学べそうか、卒業までしっかりと通えそうかを考えてみましょう。
実習車のラインナップ
実習環境が整備されているかどうかも大切なチェックポイントです。とくに実習車に関してはどんな車がラインナップされているかを確認しておきましょう。注意したいのは、メーカーが運営している専門学校では実習車がそのメーカーが生産している車種ばかりになることです。幅広い種類の車を扱いたい、就職先の視野を広げておきたいという場合は様々な実習車が扱える学校を選んだほうが良いでしょう。国内外のメーカーの市販車はもちろん、トラックや電気自動車、レーシングカーなど希少な車が用意されているかもチェックしましょう。
教員陣はどんな人か
教員の顔ぶれも気になるところです。ホームページに教員紹介があれば目を通してみてください。学校見学に行った際は話を聞いたり、できれば質問をして会話してみたりすることをおすすめします。先生の教え方を見たり、少しでも人間性に触れたりすることで、学校や授業に対する興味が湧いてくるでしょう。
就職先の種類にはどのようなものがあるか
卒業後の就職率と自動車整備士試験の合格率も必ずチェックします。そして就職先はどのようなところがあるのかも調べます。多くの学校で最も多い就職先は自動車メーカー系のディーラーです。もっと幅広い業種に可能性を広げたいと考えるなら、運輸・旅客関係、研究開発系、損保会社、建設機器会社など就職先にバリエーションがある学校を選ぶべきです。また、就職をバックアップする体制がしっかりしているかどうかも見ておきましょう。
同じ自動車整備士になるための専門学校でも、それぞれの学校ごとに施設や設備を含めた環境が違い、校風や校内の雰囲気も異なります。様々な角度から自分にマッチするのかどうか、しっかりと見極めて入学する学校を決めてください。