自動車整備士になるための専門学校って? 一種養成施設とは

自動車整備士になるための専門学校って? 一種養成施設とは

未経験の人が自動車整備士になるために学校に入る場合、どのような選択肢があるのでしょう。自動車整備士になるための専門学校は一種養成施設と呼ばれます。ここでは一種養成施設について説明します。

一種養成施設とは

一種養成施設は自動車の整備作業の実務経験がない人を対象とした養成施設です。全国に約280の施設があり、専門学校、高校、職業能力開発校などがこれにあたります。3級自動車整備士と2級自動車整備士のための養成課程、さらに施設によって1級自動車整備士のための養成課程が用意されています。1級自動車整備士を取得できる4年制コースを置いている施設は「自動車大学校」という名称を用いることが多くなっています。

  • 3級自動車整備士養成課程……入学資格は中学卒業以上、修業年限は1年以上。
  • 2級自動車整備士養成課程……入学資格は高等学校卒業以上、修業年限は2年以上。
  • 1級自動車整備士養成課程……1級自動車整備士の養成課程の入学資格は、2級ガソリン自動車整備士又は2級ジーゼル自動車整備士を取得している者、修業年限は3年以上。ただし、2級ガソリン自動車整備士及び2級ジーゼル自動車整備士の両方取得している者は、修業年限を2年以上とすることができる。

一種養成施設に通うメリット

高校などを卒業して自動車整備士になる方法としてポピュラーなのは、一種養成施設に通うコースです。一種養成施設での所定の課程を修了すると、その過程に対応する実技試験が免除されるという特典が与えられます(修了後2年間)。

たとえば専門学校で2級整備士を取得するための2年制のコースを選べば、2級ガソリン自動車整備士、2級ジーゼル自動車整備士、2級二輪自動車整備士、2級シャシ自動車整備士などの受験資格が得られて、これらの国家資格が最短で取得可能です。

基礎から応用まで、段階を踏みながらじっくりと自動車整備士について勉強できるのも一種養成施設の良いところです。在学中に自動車関連の別の資格も取得可能なこと、就職時にサポートを受けられることも大きなポイントです。同じ志を持つ仲間が大勢いるのも心強いでしょう。

自動車整備士になるには、整備工場などで働きながら資格取得に挑戦する方法もあります。いっぽう、まず知識と技能を身につけ、卒業と同時に資格取得を目指すなら、一種養成施設である専門学校で学ぶのが確実です。自分にとって最適な選択をしてください。

  • Wスクール

    TAUSは技術力と大学卒業資格を同時に身につけることができます。

  • ボディクラフト科

    最新鋭の設備・機材で最高のスキルを修得できます。

資料請求、オープンキャンパス・学校見学のお申し込み、各種お問い合わせはお気軽にどうぞ

  • ご不明点・ご質問はこちら 受付時間:平日9:30〜17:30 0120-02-2535