機械いじりを仕事にできる職種には何がある?
機械いじりが好きな人なら、機械の開発設計やメンテナンス、修理などの仕事に一度は興味を持ったことがあるはずです。機械いじりに関わる仕事には具体的にどのような職種があるのでしょうか。代表的な職種について見てみましょう。
機械の開発設計
機械が好きな人の中には機械の設計や開発の仕事に携わりたいという人も多いのではないでしょうか。設計業務自体はCADを使って行うのが主流ですが、開発プロセスでは既存の機械の改善点を見つけたり、部品を組み立てて試作したり、検証や評価をするなどの作業を頻繁に行うことになります。
新人の頃は現場で部品の加工や機械の組立作業に従事する場合もあります。大手のメーカーではチーム設計の一員として、各種部品に特化した開発設計作業を行うことが多いでしょう。
電化製品修理
大手家電メーカーやその修理代行店、家電量販店などで電化製品を修理する仕事です。家電修理エンジニアと呼ばれることもあります。正しく動作しなくなった製品を調べてどこが故障しているのかを特定し、適切な対応を考えて修理をします。
電化製品はメーカーやお店に持ち込まれるケースと、ユーザーの家庭に修理のために訪問するケースがあります。問題解決をしてユーザーに喜ばれるという修理の仕事は、機械を設計したり、作ったりするのとはまた違う魅力や達成感があると言えるでしょう。
設備管理・機械修理
ビル・マンションなどの設備や機械を保守点検し、必要に応じて修理する仕事です。空調設備、給排水設備、消防用設備、自動制御系機器、避雷設備、エレベーターなど様々な設備や機械があり、会社や職種によって担当する対象も分かれています。
保守点検はビル内のテナントが休みの日や夜間に作業を行うことも多く、また機械の故障に応じて駆けつける修理エンジニアもいます。
自動車整備士
機械の中でも車が好きという人は、自動車整備士の仕事に興味をもつのではないでしょうか。修理やメンテナンスを通じて、安全を守り、車の性能を正しく引き出し、快適なカーライフのためのサポートをします。
とくに分解整備はエンジンやミッションなどの機械部品を分解して故障箇所を見つける作業であり、高度な技術が必要とされます。また、現在の車には高性能な電子システムも搭載されており、電子工学的な技術や知識も求められます。そのため、機械全般が好きという人にとって非常にやりがいのある仕事だと言えます。
機械いじりが好き、得意という人は、それを自分の個性と捉えて仕事選びをしてみましょう。自動車整備士もその有力な候補の一つになるはずです。機械をいじる技術を磨き上げていくことがそのまま成果へとつながっていく、そんな職種に就くことを目標にしてみてはいかがでしょうか。