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自動車整備士がやりがいを感じるときは? 適性がある人は?
自動車整備士という仕事でやりがいを感じるのはどのようなときなのでしょうか。また、この仕事に向いているのはどんな人なのでしょう。自動車整備士のやりがいと適性について考えてみましょう。
自動車整備士のやりがい
自動車整備士になろうと思う人は、車が好き、車いじりが好きという人が多いはずです。そんな人であれば、自動車に関する専門知識や技術が身についていくこと自体にやりがいや面白さを感じるでしょう。原因が簡単にわからないような複雑なトラブル時に解決法を発見し、修理に至ったときの達成感は大きなものになるはずです。
経験を積むにつれ、より高度なトラブルに対処できるようになれば、自分が成長していることを実感できます。先輩や上司からも仕事の内容を評価されるようになるでしょう。
また、多くの自動車整備士が口にするのが、お客様から感謝されたときにやりがいを感じるというものです。扱うのは車でも、整備をするのは車に乗るお客様のためであり、さらにいえば整備士とはお客様の安全を守る仕事です。整備士は車を介して人を相手にする仕事だということも覚えておきましょう。
自動車整備士のプライベートにおけるメリット
自動車整備士を仕事にすると、プライベートでどのようなメリットを得られるでしょう。ディーラーの整備士の場合などは、自社の車やパーツを通常より安く購入できます。整備工場の場合も出入りの業者に部品を安い価格で売ってもらえたり、工具をそろえたりすることもできるでしょう。中古車が安く手に入ることもあります。
さらに、自分の車の点検整備を自分で行えるので工賃も抑えられます。車検を自分で行えるのも大きなメリットです。少なくとも車の維持費は大幅に節約できます。
知り合いや友人の点検整備を頼まれることもあるでしょう。個人で整備をしてお金をもらうことはできませんが、車に関するアドバイスなどはできるので、感謝される機会も多くなるはずです。
自動車整備士に適性がある人
自動車整備士の適性として挙げられるのは、車の構造に興味があり、車いじりが好きなことです。ただ、たとえこれまではボンネットを開けてみたこともないという人でも、車が好きで探究心を持っているなら、少し勉強をすれば自動車整備の面白さに目覚めるでしょう。
また、整備は黙々と地道な作業をやる機会が多い仕事です。丁寧な作業ができる人、注意深い人、手先が器用な人に向いています。とくに新人のうちは、指示に従って簡単な作業を続けながら仕事を覚えていくことになります。ある程度の粘り強さ、我慢強さも必要です。
ただ、スキルが身について一人前といわれるようになると、今度はお客様と接する機会も出てきます。車の持ち主がどんなニーズを持っているのかを聞き出し、的確な対処を考え、ときにはアドバイスする能力も求められます。仲間とのチームプレーもあり、後輩ができれば指示を与えて指導することも必要です。人と接するのが好きであったり、コミュニケーション能力があることも、自動車整備士にとって大きな力になります。
自動車整備士はスキルと知識が物をいう技能職です。同時に自動車の安全性を支えるという大きな社会的意義もあります。着実で責任感が強い人にとって、大きなやりがいを感じられる仕事といえるでしょう。