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気になる自動車整備士の仕事、一日の流れ
自動車整備士は毎日、どのような流れで仕事を行っているのでしょうか。自動車整備士の仕事に興味がある人なら、一日の中で自動車整備士がどのように仕事をこなしていくのかは気になっているでしょう。自動車整備士の仕事の一日の流れと、残業や休日出勤についてご紹介します。
自動車整備士の一日の流れ
自動車整備士の一日の仕事の流れはどのようなものなのでしょうか。ここではディーラーの工場で働く整備士のケースを取り上げて見てみましょう。
8:30 出社し、作業服に着替えて準備。
9:00 工場の掃除をしてその後、朝礼。その日の作業手順などを確認。
9:30 作業開始。点検、整備、新車用の部品取り付けなど、その日担当する作業に取りかかる。
12:00 休憩。昼食へ。
13:00 作業再開。引き続き、作業指示書などを見ながら作業を行う。作業が終わったら上司に報告してチェックを受け、次の作業へ移る。来店されたお客様の対応をすることも。
17:30 作業終了。工具や機械の片付け、鍵閉めなどで30分ほどかかることも。
18:00 勤務終了。着替えて退社。
このように、勤務時間は朝9時から夜18時くらいまでというケースが多いでしょう。実働時間は8時間というのが基本です。ただし、仕事帰りに来店するお客様が多いようなところでは、もう少し遅い時間帯まで営業していることもあります。その場合は始業時間も遅くなるか、シフト制で勤務時間がスライドすることもあるでしょう。
自動車整備士の仕事で残業はある?
勤務先にもよりますが、多少の残業はあると思っておいたほうが良いでしょう。厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査」によると、自動車整備士全体(全年齢)の所定内労働時間は169時間/月、超過労働時間は20時間/月、月の労働時間は189時間/月となっています。これは月に20日間働くとすると、一日1時間残業をしている計算です。とくに自動車整備士の場合は、車検の多い3~4月など繁忙期に残業が多くなる傾向があります。
自動車整備士の仕事で休日出勤はある?
ディーラーの工場でも、通常の整備工場でも、土日祝日も営業しているところがほとんどです。そのため、自動車整備士は土日に出勤、平日に交代で休みをとるケースが多くなります。
また、ほとんどの会社が週休二日制、もしくは月6日~8日のシフト制での休日を設定しています。よく見られるのは、週一日は店舗(工場)自体が休みで、週一日か二日は交代休日となっているパターンです。平均的な年間休日数は110日前後というところです。
休日出勤があるかどうかは、これも勤務先によって異なります。ただし、突発的な車の故障や事故が発生した場合、その対応のために休日出勤を要請される可能性はあります。とくに上級の自動車整備士は、いざというときに頼りにされ、呼び出しがかかることもあるでしょう。
自動車整備士になると、上記のような一日の流れで働くことになります。一日8時間勤務が基本で、残業も一日1時間が平均ですが、緊急対応や車検時期は忙しくなることを覚えておきましょう。